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リニア駅の設置liner station

リニア計画(中央新幹線)とは     大規模プロジェクトのページに戻る

中央新幹線とは東京〜大阪間を通るリニア式の新幹線を指します。2027年に品川〜名古屋間(286Km) の開業が計画されています。建設費は品川〜名古屋間で総額5兆円に上るといわれていますが、JR東海がリニア線については自己資金で作ると表明しています。始発駅は品川、終着駅は名古屋になりますが、品川からは途中、相模原、山梨南部、南アルプス、中央アルプスを通り、名古屋に行く予定です。品川〜名古屋間の所要時間は最速40分を予定しています。現在は、のぞみでも1時間40分以上かかります。

・神奈川県内内での説明会 詳しくはJR東海HPより(PDF)

事業説明会日程(市区町村単位)
日にち 開始時間 会場
11月27日(木曜日) 午後6時 県立相模湖交流センター 相模原市緑区与瀬259-1
11月28日(金曜日) 午後6時 川崎市民プラザ 川崎市高津区新作1-19-1
11月30日(日曜日) 午後6時30分 青葉公会堂 青葉区市が尾31-4
12月8日(月曜日) 午後6時30分  愛川町文化会館 愛甲郡愛川町角田250-1

※ これらの説明会終了後、地域単位での説明会が予定されています。

事業説明会日程(地域単位)
日にち 開始時間 会場
12月2日(火曜日) 午後6時30分 鳥屋地域センター
12月3日(水曜日) 午後6時30分 城山公民館
12月5日(金曜日) 午後6時30分 サンエール相模原
12月10日(水曜日) 午後6時30分 藤野農村環境改善センター
12月11日(木曜日) 午後6時30分 小山公民館 
12月14日(日曜日)  午後1時30分 鳥屋地域センター
12月16日(火曜日)  午後6時30分 北総合体育館
12月19日(金曜日) 午後6時30分 串川地域センター
12月20日(土曜日) 午後1時30分 大沢公民館 
12月22日(月曜日) 午後6時30分 津久井中央公民館 

・お問い合わせ先 中央新幹線神奈川工事事務所

  • 住所 神奈川県相模原市中央区相模原4-3-14 相模原第一生命ビル4階
  • 電話 042-861-4505

相模原市のルートの概要 詳しくはJR東海のページで

橋本駅

引用:JR東海環境影響評価準備書
事業説明会資料を元に当会作成。

・相模川のルート


引用:JR東海環境影響評価準備書


・道志川の通過と非常口


引用:JR東海環境影響評価準備書

・車両基地


車両基地の航空写真(3Dで加工してありますので実際とは異なります)


引用:JR東海環境影響評価準備書

・牧馬の非常口


・牧野の非常口

橋本駅の途中駅設置について JR東海資料を参考

2011年11月21日に 中間駅の負担については地元負担からJR東海が負担することを表明しましたが、その代わりとして、「工事促進に不可欠な用地取得の斡旋をはじめとして、行政サイドからの工事促進に関わる様々なご協力と、中央新幹線の効果を県全体の発展につなげる地域行政としての自治体本来の役割をお願いする次第です。地下駅となる神奈川県には、地下駅の特殊事情を踏まえ、駅部分の建設用地及び地下の余剰スペースの活用に協力いただきたいと存じます。」とも表明もしています。

つまり、必要な用地はJR東海に無償かどうかはわかりませんが、譲渡をしてほしいと言っているようです。中央新幹線の相模原市内の駅は橋本駅になるそうですが、地下駅の建設はオープン掘削によるもので、地面をすべて掘って地下駅を建設する形です。一部報道(毎日新聞)では橋本駅の相原高校を職業訓練大学校(相模原キャンパスは小金井に移転予定)に移転して、相原高校の跡地をリニア駅の用地とする計画もあると報じられています。

しかし、地下駅建設に本来2200億円が地元負担を必要とされていましたが、駅建設負担は済む必要がなくなったので、負担する額は大きく減ることになります。もちろん、周辺の整備には大きな金額がかかりますが、それ以上に大きな経済効果はあると考えます。

JR東海HPより


日刊工業新聞より
JR東海は2027年に開業予定のリニア中央新幹線について、神奈川県相模原市内に建設予定の地下中間駅の概要をまとめた。中間駅は地下20―30メートルの位置に建設される予定で、地下3階の構造。リニアが発着するホームは地下3階部分に設けられる。地上と地下1―2階のスペースは地元の自治体などに賃借する予定で、公共施設や商業施設などを合わせた複合施設の開設が想定されている。
 中間駅の入出場口は1カ所で、階段やエレベーター、エスカレーターでホームに連絡する。リニア新幹線は駅で乗車券を販売せず、新たな販売システムを構築する計画であるため、きっぷ売り場は設けない。旅客対応設備は地下2階に改札やトイレ、機器室などを設置。それ以外のスペースを自治体などに賃借する。

中央新幹線の必要性と許容性          

@大規模改修
東海道新幹線は東京オリンピックの前年に作られました。すでに40年を経過し、各所で老朽化がみられます。常に点検はされておりますが、大規模なメンテナンスを行う時期に来ております。大規模なメンテナンスを行う際には、長期間新幹線を止めなければなりません。
老朽化が進む、新幹線(西谷駅付近)

A東海地震の発生のリスク88%

東海道新幹線が通る東海地方は大規模な地震が多発している地帯であり、東海地震が今後三十年以内に起こる可能性は88%という高確率です。そのため、予想震源域を避けて通る中央新幹線が必要です。

B空港のハブ化
2010年羽田空港に定期国際便が就航することになりましたが、ハブ空港としての役割を果たすには便数に限界があります。羽田空港でのメイン航路は羽田伊丹間の航路です。リニア開通によって羽田伊丹間を利用する人はリニアを使うことになり、便数に余裕ができます。アジアのハブ空港としての羽田が成立するためには中央新幹線の開通が必要になります。
成田空港

C新幹線ダイヤの過密化
主要駅ではラッシュ時には3分に一本走るなど、新幹線ダイヤは過密化しており、安定した輸送を確保するためにもバイバスである中央新幹線が必要とされています。また、今まで新幹線が止まる本数が少なかった駅では、本数の増加に伴い、利用者が増加することが予想されます。現状では、少ない駅ですと、昼間のダイヤで1時間に二本です。また、リニア開業後、神奈川県に新幹線の新駅が建設されることも検討されています。相模線が通る倉見駅が候補地になっています。詳しくはこちらで(外部リンク)

D整備新幹線との比較
中央新幹線は整備新幹線に比べて、収益性が高く、JR東海の試算によると品川〜名古屋間は新幹線の700円程度の料金の上乗せでペイできるとしています。国や地方自治体の負担もなく作ることができます。東京名古屋間の移動時間が90分から40分に短縮され、経済効果も期待できます。また、東海道新幹線も活用できるようになり、新幹線新駅の建設が可能になります。整備新幹線のケースで見みられるJR路線が第三セクターの管理になるという問題もなく、地元自治体は赤字路線の経営をする必要がありません。


D中間駅のJR東海による負担
以前は中間駅は地元負担でしたが、JR東海が中間駅の負担を行うことを表明しました。(2011年11月21日)
以下JR東海 中央新幹線の中間駅の負担について より抜粋
「具体的には、当社の費用負担により中間駅を建設することと致します。したがって、
地方自治体には、中央新幹線計画の推進のため、工事促進に不可欠な用地取得の斡旋をはじめとして、
行政サイドからの工事促進に関わる様々なご協力と、中央新幹線の効果を県全体の発展につなげる地域行政とし
ての自治体本来の役割をお願いする次第です。

当社がお客様のご利用に必要と判断する設備を備えた駅については、当社が建設費を負担して整備いたします。
ただし、当初、当社が期待していた想定と比べて、当社の負担が大幅に増加するため、
@ 全般的に徹底した建設費の圧縮を行う
A 駅の設備内容としては、将来の旅客輸送のあり方を踏まえて、従来の形
にとらわれず、営業専任要員は配置しない等、運用面も含めて、大胆に効率性と機能性を徹底して追求した
コンパクトな駅を目指し、建設費ばかりでなく、開業後の運営費についても圧縮することと致します。」
以上です。

E実験線の延伸
2013年に実験線を42.8kmに延伸する工事が完成しました。42.8kmは品川〜名古屋間(282km)の7分の1を上回ります。

リニア計画の問題点と展望       

・建設費の多額の負担
建設費が5兆を上回ることでJR東海単体だけで債務を負担することができるのかが問題視されています。が、JR東海の営業収入のほぼ90%が東海道新幹線によるもので、その収入は約1兆円です。ですから、新しいバイパスとしてリニア中央新幹線は経営戦略上非常に重要なものになるわけです。



・長期債務の問題
JR東海では現在約3兆円の長期債務を抱えています。これは国鉄が国鉄が民営化されたときにときに引き継いだ債務がほとんどで、平成3年の長期債務は約5.5兆円でした。リニア建設にも5兆円が必要とされており、建設する際、新たに長期債務が発生するわけですが、すべてが債務になるわけではなく、株式発行して資金を調達する方法も考えられます。

・電力消費の問題
浮上して進むリニアモーターカーは摩擦がないので、移動するときはさほどのエネルギーが必要とされません。しかし、浮上する際のエネルギーは莫大な量が必要で、ピーク時には原発5基分(554万キロワット)の電力量を必要とする試算もあります。これは全てのリニアモーターカーが同時に浮上したと仮定した場合の電力で、別の試算では最大原発2基分(200万キロワット)という数値も出ています。あくまでも理論上の計算値ですので、実際にはおよそピーク時消費電力は30万Kwになるのではないかという試算も出ています。ちなみにJR東日本の新幹線の消費電力は年間12.3億Kwで時間当たりの消費電力は24万Kwになります。

   ピーク時走行本数と所要時間 ピーク時消費電力 
 品川〜名古屋間 5本(40分) 27万Kw
 品川〜大阪 8本(67分)  67万Kw 
出展 「中央新幹線小委員会答申(案)に関するパブリックコメント

いずれにせよ、大きな電力を必要とすることは間違いありません。全て同時に浮上することは考えにくいので、実際には数値は低くなると想定されます。ちなみに東京電力の試算では原発に寄らない最大電力は5700万キロワットです。




出典 2001年度JR東日本の環境問題に対する取組

                                            


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