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相模原駅前開発development project

開発の必要性(市のホームページより)  大規模プロジェクトのページに戻る


平成19 年度に策定した「相模原駅周辺地区まちづくり構想(さがみはら新都心整備構想)」では、相模総合補給廠全域、補給廠以北の市域、小山から相模原駅南口の地区、市役所周辺から横山に及ぶ約660ha を相模原駅周辺地区として、現況や特性を調査し課題を整理してきた。

これを踏まえ、当計画づくりにおいても、この地区を踏まえた検討を行ってきた。この地区において、一部返還予定地は、駅前にありながら17ha もの土地が市民利用のできないまま約70 年が経過してきたが、この度の返還合意によりまちづくりが可能となった。あわせて、後背地の35ha も国や米軍との共同使用の協議が進められることとなり、この広大な土地の利用計画づくりは、小田急多摩線の延伸構想や多摩地域の道路整備とあわせ、本市の中心市街地としての相模原駅周辺地区全体はもとより、首都圏南西部における本市の役割を決定付けるものと言うことができる。

今回の計画では、この17ha を核とした土地利用計画を検討しているが、いずれ駅南口の活性化や、機能更新の必要性が高まることに伴う新たな再開発事業等の検討、さらに、小田急多摩線の延伸に伴うまちづくりへと発展する端緒となることが期待される。ここでは、この一部返還予定地等の「整備の目標と方針」を示すものである。

プロジェクトの問題点と展望          

補給廠の一部地区の返還により、このプロジェクトが計画されました。このプロジェクトは小田急多摩線が延線するということを前提に計画されています。しかし、小田急多摩線が相模原に延線されるためには、市も建設費用を負担しなければなりません。小田急側は建設費用を負担しなければ延線するといっているので、国や県の支援を求めなければなりません。ですから、小田急線延線を含めたプロジェクトの総額は相当なものになります。

隣接する橋本駅にはすでに京王線があり、一部路線は小田急多摩線と並走しているので、効果は他の延線計画と比べれと効果は期待できません。また、商業施設も県下最大級であるアリオがあるため、競合する恐れがあります。都心部のオフィスの空室率が底打ちしたものの、新たに相模原を拠点として活動するような企業があるのかどうかは疑問です。企業の多くは中心機能を東京に移し、地方の支社、営業所などを閉鎖している企業が相次いでいます。

プロジェクトに参加する企業があったとしても、プロジェクトの大半は市が負担しなければならないものです。収益の見通しを誤ると大損害を被ります。たとえば、横浜市のみなとみらい計画、大阪市のWTC(世界貿易ビル)などは市の財政に大きな影響を与え、その結果、市の財政が悪化してしまいました。

今回のプロジェクトも、効果が疑問的なところがあり、実際にプロジェクト通りに行うと、財政に大きな影響を与えることになります。また、補給廠では発がん性物質を貯蔵していたり、カドニウムを境川に流すことなどを過去に行っており、土壌改良など環境の面から多くの費用がかかると予想されます。

そして、このプロジェクトの大きな問題点は相模原市には中心市街地域が3つあるところです。この結果、投資が一点にできないため、投資が分散化されます。投資が分散されると、リスクが軽減されるはずですが、橋本と相模原は距離が近いので、どちらかが失敗するともう一方も影響を受けます。また、分散化のため、プロジェクトが中途半端終わる可能性があります。まず、2027年に開業を予定しているリニア駅の設置から初めてその効果を受けて、開発の規模を検討すべきだと思います。

以上により、リニア駅の設置が決まらないうちは、相模原駅のプロジェクトは開始する必要はないと考えます。

概要(市のホームページより抜粋)    


・ 開発イメージ(参考)

@交流プラザの設置(地上レベル:広さ約20,000 u)
・プラザ周囲の施設建築物との連携により、イベント等の多目的な利用も可能な空間になります。

A交流系複合施設(中高層建築物:高さ約80m〜約130m)
・国際コンベンション施設(展示施設、宿泊施設、会議施設等)
・文化交流施設(文化ホール等)、商業施設、業務施設、産業創造・産業支援施設といった様々な施設を展開

B住宅(中高層建築物:高さ約50m〜約100m)
・周辺環境と調和した環境共生型の住宅生活系施設(低層建築物:高さ約20m)

C生活系施設
・良質な住環境形成のための福祉・保健等施設(高齢者施設、子育て支援施設等)を配置

D潤いプラザ(地上レベル:広さ約5,000 u)
・コミュニティ・ゾーンにおけるプラザとして、豊富な緑化でうるおい感のある空間形成
・プレイロット(小公園)の設置等、子どものための遊び空間としても活用

E駐車場
・各街区の施設建築物の地下部分に自動車駐車場を整備
・各駐車場間を地下の自動車通路等で連絡することにより、円滑な自動車交通処理を行う

F向陽小学校
南北連絡歩行者デッキより交流プラザを望む

G業務系複合施設(高層建築物:高さ約200m)
・駅前の交通利便性を生かし、業務・行政機能等を中心とした施設
・低層部には駅前商業機能等を展開

Hウエルカム・ドーム(低層建築物:高さ約20m)
・地下部で小田急多摩線延伸(構想線)新駅の出入口を、地上部で交通ターミナルを、デッキ部で歩行者溜まり空間を確保する立体的利用を図った施設
・シティゲート・ゾーンの中でもガラスドームのシンボリックな施設

I北口駅前広場(地上レベル:広さ約10,000 u)
・歩行者デッキ下部の地上レベルのタクシー
及びバス乗降場等を基本とした駅前広場

Jデッキプラザ(デッキレベル)
・相模原駅自由通路レベルで連絡する歩行者デッキによる大広場空間
・新市街地の玄関となる歩行者の大空間であり、地区内移動のための起点終点となる空間

K南口駅前広場(地上レベル)
・既存のバスターミナルを改修することで歩行者空間を拡充し、南北地下連絡通路の出入口等を整備

L歩行者デッキ(デッキレベル)
・駅コンコースから地区内を東西に連絡する歩行者デッキ
・地上レベルのプラザ空間と連絡することで歩行者利便性に寄与するとともに、イベント時にはプラザを取り囲むバルコニー空間としても活用。



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